フェンスの間柱とフリー支柱の違いとは?

隣地との境界や目隠しとして使用するフェンス。

お家の周りに設置され、存在感があるものなので見た目もおしゃれなものにしたいと思う方も多いと思います。

実はフェンスの構造には大きく「間柱タイプ(間仕切り支柱タイプ)」と「フリー支柱タイプ(自在柱タイプ)」というものが存在するのをご存じでしたか?

目次

「間柱タイプ」と「フリー支柱タイプ」

まずは構造の違いについてご説明します。間柱タイプとフリー支柱タイプは柱の形状に違いがあります。

間柱タイプはパネルの間に支柱が立つ

フェンスのパネルとパネルのつなぎ目に柱が立つ構造になっているものを「間柱タイプ」と言います。

フリー支柱タイプはパネルの裏に支柱が立つ

フェンスのパネルの裏に柱が立ちパネルとパネルのつなぎ目以外の場所でもよい構造になっているものを「フリー支柱タイプ」と言います。

このようにそれぞれのタイプで柱の構造が異なります。この構造からそれぞれのタイプにメリットとデメリットがあるんです。

間柱タイプのメリットとデメリット

間柱タイプのメリット

フェンスと柱が一体となっているので見た目がよい

フェンスのパネルと柱が一体となった見た目をしているのでよりスッキリとした見た目になります。

柱が等間隔に立つ

端部などでパネルを切りつめない限り柱が等間隔に立つためこれもスッキリとした印象になります。

コーナー部分も柱で対応できる

後述しますがフリー支柱タイプはコーナーの前後に2本の柱を立てパネル同士を「コーナー材」という部材で接続しますが、間柱タイプは「コーナー柱」という専用の柱を用いることで1本の柱をコーナーの中心に立てるだけで済む場合があります。

間柱タイプのデメリット

柱位置に制約がある

間柱タイプはその構造上パネルの接続部分に必ず柱が立つ必要があります。そのため柱の位置を自由に動かすことができません。端部やコーナー部分など柱が立てられない場合にはフェンスそのものが設置できない場合があります。

ブロックや壁の先端までパネルがない

間柱タイプは端部が柱になるためブロックや壁の穴に柱を立てそれにぶつかるようにパネルが納まります。そのため柱より先にパネルが出ることがないためブロックや壁の先端にパネルの出を合わせるという納まりは不可能です。

90°以外のコーナーに対応できない場合がある

商品によってにはなりますが90°以外のコーナーの場合、前述のような「コーナー柱」による接続ができずフェンスを切り離して設置する必要がある場合があります。

フリー支柱タイプのメリットとデメリット

フリー支柱タイプのメリット

柱の位置を自由に動かせる

フリー支柱タイプのメリットと言えばまさにこれ。このタイプは柱の上下でパネルを挟み込んだり金具でひっかけたりして固定する構造になっています。そのため柱の位置を自由に動かせて様々な設置に対応できます。(強度上の制約はあります。)施工性もバツグンです。

連続したデザインが可能

横格子タイプなど端部から端部までデザインが繋がっているほうが見た目が良いフェンスもフリー支柱タイプなら間に柱が立たないので可能です。

90°以外のコーナーにも対応可能

フリー支柱タイプはコーナーの前後に柱を1本ずつ立てパネル同士を「コーナー材」という部材で接続します。この「コーナー材」は自由に角度を変えることができるためフェンスのパネル同士がぶつかってしまうほど極端な角度でなければ接続が可能です。

フリー支柱タイプのデメリット

柱がパネルの後ろに立つ

フリー支柱タイプはパネルの裏側に支柱が立ちます。これが大きなデメリットになるというわけではありませんが気になる方はいるかもしれません。

コーナー部分には柱が2本立つ

前述の通りコーナーの前後に柱が2本立つ為若干コーナー部分がごちゃごちゃして見える可能性があります。

現在の主流は「フリー支柱タイプ」

以上のようなメリットとデメリットから施工性が良く様々な場所に設置がしやすいフリー支柱タイプが現在の主流となっています。

商品によっては間柱タイプの対応がないものやフリー支柱タイプの対応がないものもありますので、フェンスの形状にお好みがある場合はスタッフまでお申し付けください。

その他ご質問やフェンス設置のご要望もお気軽にエスハウスまでご相談ください。

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